偏差

偏差(気の副作用)
偏差の反応としては、めまいや頭痛、胸苦しさ、熱さ寒さを感じるなどの
身体不調(=「走火(そうか)」と言う)や、不安感や虚無感、疲労感などの精神不安定(=「入魔(にゅうま)」)がある。

よく発生する異常反応

①めまい、頭痛、頭が重い。②胸苦しさ、胸痛、両脇痛。③腹部膨満、腹筋のだるさ。④動悸。⑤腰、背中が凝っていて痛む。⑥体の冷え。⑦丹田の過熱、身体の過熱、口が渇く。⑧身体が揺れ動く。⑨疲労感。⑩暫時失眠。
異常反応が現れるのは、そのほとんどが練功が不適当なためであり、正しく対処しなければならない。」

走火・入魔(引火が病みつきになる)
「走火とは、強烈な意念、力強い呼吸を用いる事によって生じた陽功の偏差である。
陽功がまた軽ければ、胸腹部の膨満疼痛や、気が頭で回旋し、頭が締め付けられたように重くなる。さらに症状が重くなれば、内気は至るところで乱流し、外動が止まらず、ひどければ狂乱状態がみられる。
入魔とは、練功中に現実でない幻景を本物と信じる事から起こってしまう偏差である。
精神錯乱や狂騒がひきおこされるか、ひどければ精神病患者になってしまう。」

偏差の発生原因

気は、暖かい空気のような性質で、軽く、上がりやすい。普通の方は、気の練習をしていないため、気が拡散している、もしくはそこまで気がない。

しかし、気功やヨガをやりすぎると、太陽光を虫眼鏡で集めたかのように、
1カ所に気が集まる。気が集まりと血も集まり、充血する。そして、身体の一番上の脳に血が集まり、充血した状態になること。
通天貫地功法は偏差が少ないとされるが、体質的に0.3%偏差を受ける方がいる。

また極度の疲労、精神疲労を起こされている場合も同様である。

もし、のぼせるような感覚があれば、ふーっと息を吐きながら、気を降ろす動作をするか、集まりすぎた気を抜く行為をすればいい。
しかし、普通に気功を勉強している方にとって偏差は大問題であることも多い。
一般論としての偏差を治す方法としては、下丹田か足の裏に意識を集約し、
そこに意識をし続ける事で気を誘導し、上がった気を下げることができる。

他の人が誘導する際も、同様。

またこのことから、気功法は、下に向かって降ろしていく練習を最初にやるべきです。


もともと体は毒素を排出するように、エネルギーレベルでも余分な邪気は外に出すようにできているので、邪気よりも、むしろ強引な修行による乱流のほうが怖いと言えるでしょう。
一日数時間レベルのハードな練功をやっている人はあまりいないのですが、
問題なのが道具で能力開発をしようとして、偏差に陥っている人たちです。
“チャクラが活性化する”、“邪気を除ける”など、中途半端に開発された機械であったり、様々ですが、修行と違って何時間でも身につけているものなので、偏差を起こしやすいと言えます。
また、問題なのは気功の指導者が“気功に副作用はない。”と言い張り、練功を続けさせてしまう事です。正しくやっていれば副作用はありませんが、間違えたやり方をすれば当然体に異常が出てきます。
主な原因は・無理な呼吸・強すぎるイメージ・自分の器を越える能力開発です。

自分の器を越える能力開発は説明が難しいのですが、自分が処理しきれない程の情報量や気が入ってきて、コントロールするのが難しい状態になります。


■邪気を受けない(受けにくい、あまり受けない)という人達の共通点
○メンタル面:
・依存心が少ない・楽なほうを選ばず、自分にとって厳しい選択肢を選ぶ・物事を客観的に見れる・視野が広い・臨機応変・自己管理能力に長けている・病気は自分でつくるもの、自分で治すものという認識を持っている。(患者さんが自分でやるべき事まで手を出そうとしない、逆に言えば患者さんを信頼している)・余分な力みがない・見た目が普通の人が多い(エネルギッシュに見えないが、膨大な仕事量をこなしている。
逆に、赤ら顔でバイタリティに溢れ、怒りっぽくなっている人は偏差を起こしている事が多い)

○生活面:極端な節制をしていない・整理能力に長けている・一日の生活リズムがきっちりしているなどが挙げられます。

やはり、1にも2にもメンタル面での成長という事が必要なようです。

■即効性のある邪気の抜き方(多少の邪気を被っても気にする必要はないです)
やはり身体中、質の悪い気だらけというのも問題です。
根本的な解決にはなりませんが、応急処置としての邪気の抜き方を一部書いておきます。
・まず、アンテナを閉じる事(気功や能力開発を行っているのであれば、休憩を入れる)

・常に足の裏を地面、床に付けて置く。(足の裏のツボ、湧泉から邪気を出します)・歩く

・半身浴・太陽にあたる・尾骨の矯正などがあります。
いずれにせよ“頭寒足熱”の状態に持っていく事で一時的に邪気から逃れる事ができます。

例えば、重病の子を一生懸命世話するお母さんが、同じ病気になるという事はありません。逆に自覚や責任感が生まれ、パワフルになる事もあります。
“病気の人と接しているから病気になる”というのは間違いです。
確かに、がんセンターの医師はガンになりやすい、精神科の医師が鬱になりやすい、
という現象もありますが、そういう影響を受けない医療従事者もいます。

 

 

これから気功を勉強される方は、ご自分の受けやすい体質と身体を理解し、偏差を研究することから始めましょう。